特撮男と何かに憑かれた話⑫-1
⑫
そろそろ4月も半ばに入り、東京へ行くのも交通手段をどうしようかと考えなければいけないので特撮男さんと話し合いも兼ねて夕飯食事に。
この頃の肩はもう重いしだるいし、整骨や整体、マッサージのHPを検索しまくる日々。
会社の人にも「肩が重い」と伝えると、軽くマッサージしてくれましたが一次しのぎ…(終わった直後は程ほどに気持ちよい)
日曜、グルてんは仕事なので仕事帰りにまた会いました。
待ち合わせは前回と同じコンビニ。
グルてんは同じく見られないように自転車を駅の駐輪場に置いてコンビニへ。
場所は特撮男さんが指定したご飯屋さん。
肩は重いが顔色はまあまあ普通。だが内側はもうだるさとか色々と詰まり放題。
こうしてるけど…
もう精神もヘトヘトだった…
ご飯が来る間に「行き方を調べましょう」と言い(私が)
トークショーは夜の7時代から入場開始なので、
新幹線で~と特撮男さんが言ったのをグルてんはお金が無いので
「行きだけでも高速バスとかにしません?」と提案
特撮男は「気にしないでください…」とかモゴっと言ったけど
「いえそれくらいは…」と言うと無言なので了承したのでしょう
まあそりゃ本音は出してもらいたいよ…
ほぼ知らないところにいきなり大金出費させられるんだから
出してくれるならもっとハッキリ言って~とか悶々思いつつ、2人で高速バスの時間を調べます。
「知ってます?高速バスのこういうのあるんですよ」
「へえ~そうなんですね」
知ってるよ…そういう言い方すんなよ。
持ち上げなきゃいけないだろ…
何回それで東京行ってると思ってる…
で、ポチポチ携帯で調べるわけですが…
む、無言~~~
自分が「これくらいの時間なら~」とか言えば言うけど…
せめて「何時ごろのなら~」とか言ってよ
↑そう。こう言えばいいだけなのに、特撮男
「あ」「う~~んう~~ん」
とさりげな~~く「ありましたか?」の声待ちしてる。
グルてんに心の余裕があれば優しく声をかけたかもしれません。
でも今は肩が超世紀末。
漬物石が肩に乗っかっている異常事態。
ウッザ
としか思えませんでした。
だって自分で言えばいいだけじゃん…
でまあなんとなくこの時間かな。となりながらも、はっきりしないまま終わる(決めちゃいましょうよ!とも言えない精神だったんだ)
帰り道、街の明るい道で
「まだ寒いですね」
と会話。
そうしていると特撮男さん
「手を繋げば暖かくなるかもしれないね」
と言い放ちました。